キャッシングするなら知っておきたい!JICCとCICとは?

キャッシングは、急にお金が必要となった場合に、ATMなどで簡単にお金を借りられるという、とても便利なサービスです。キャッシングを利用している人の中で、ブラックリストや、JICCやCICという言葉を耳にした経験はありませんか?今回は、そんなキャッシングにまつわる厳選解析術や、JICCやCICとはなんなのかについて紹介していきます。

「JICC」と「CIC」は、どちらも個人信用情報機関という、クレジットカード審査や住宅ローン審査、ブラックリスト照会などに使われている機関です。個人情報や契約内容、返済状況、取引事実、申し込みなどの情報が登録されています。それぞれの正式名称は、JICCが「株式会社日本信用機構」で、CICが「株式会社シー・アイ・シー」です。では、どちらも個人信用情報機関ですが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

 まず「JICC」について紹介します。JICCには、会員数1400社を超える日本信用情報機構です。消費者金融、信販会社、金融機関、カード会社(流通・銀行・メーカー)、リース会社、保証会社といった企業群が加盟しています。次に「CIC」についてです。CICは全国のクレジット会社が共同出資し、設立した信用情報機関です。信販会社、百貨店、専門店会、クレジット会社(流通・銀行・家電・自動車)、リース会社、保険会社、保証会社、銀行、消費者金融・携帯電話会社などの企業群が加盟しています。加盟企業群も似通っていますが、二つの機関にはどのような違いがあるのでしょうか?

 JICCとCICを比べたとき大きく違う点は、加盟会社数と、事故情報の登録内容・期間の二つが挙げられます。まず、加盟会員会社数に関しては、JICCが上回っています。しかし、ひとえに加盟会員会社数が多いといっても、クレジットカード情報に関しては、JICCよりCICの方が信用情報が多いです。クレジットカードは所有している人が多いため、CICを利用する会社も多いのではないでしょうか。逆に、銀行の情報に関しては、CICが加盟している銀行数が少ないため、JICCの方が強いと言われています。このように、JICCやCICそれぞれに強みがあると考えられます。

 また、事故情報の登録内容と期間の違いについてです。事故情報とは、入金予定日から3か月以上(CICの場合は61日以上の場合も)入金されなかったものの情報を指します。その事故情報は、JICCでは「延滞」、CICでは「異動」と言われており、入金期限を大幅に過ぎてしまうと、それらの情報が個人に登録されます。また、この情報がいつ解消されるのかというと、なんと5年~10年もの期間を要してしまいます。最低でも5年間、信用情報として保管されるため、ローンやキャッシングの審査も難しくなってしまいます。そのため、入金期限を大幅に過ぎないように、計画を立てて利用していくように注意しましょう。
 今回は、JICCとCICとはなんなのか、またそれぞれの違いについて紹介していきました。JICCやCICなどの個人信用情報機関に事故情報を登録されないように、高等テクニックを使い計画的に返済をするように注意しましょう。

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