キャッシングとは、急にまとまったお金が必要になったときに、コンビニやATMなどで簡単にお金を借りることができるサービスです。そんな便利なキャッシングですが、正しい使い方をしないと、多額の負債を抱えてしまう…なんてことを危惧して、利用を避けている人もいるかもしれません。では、そこで日本で実際にキャッシングを利用している人はどのくらいいるのでしょうか?今回は、キャッシングの利用率について紹介していきます。
今回は、株式会社オノフによる、2022年の金融庁委託調査「貸金業利用者に関する調査・研究<調査結果>」のデータを元に解説していきます。調査対象は、全国の18~70代の男女です。このデータによると、最近3年以内に賃金業で借入申し込みをした人は全体の8.7%と、1割未満という結果でした(株式会社オノフによるウエイトバック値参考)。このデータを見ると、使っている人は決して多くはないでしょう。しかし、意外にもこれほどの人が利用しているんだと感じる人もいるのではないでしょうか。
ここからは補足ですが、キャッシングによる借入は、どのような目的で利用されることが多いのでしょうか。こちらも解説していきます。同データによると、3年以内にキャッシングやカードローン、消費者金融で借入経験がある人の利用目的の上位は、「生活費不足の補填」が47.8%、「クレジットカード、ネットショッピングにおける後払い決済等の利用代金を支払う資金不足の補填」が23.2%、「欲しいもの購入への資金不足の補填」が15.1%という結果にありました。「クレジットカード、ネットショッピングにおける後払い決済等の利用代金を支払う資金不足の補填」に関しては、利用者は多重責務に陥っている可能性がありますが、「生活費不足の補填」や「欲しいもの購入への資金不足の補填」などの、一時的な補填としてキャッシングを利用している人が多いことがわかります。
また、同データによると、コロナ渦により資金繰りの状況が悪化した人も多くいます。生活が厳しくなり、キャッシングの利用者が増え、利用額も増えているのだと考えられます。
これまで、キャッシングの利用率と、その目的について紹介していきました。キャッシングを利用することを怖いと感じている人も、このデータを見れば、多重責務に陥っている人はごく少数で、正しい使い方をすれば便利にお金を借りられる安全なものだと感じるのではないでしょうか?キャッシングを利用する際は、自分が返済できる範囲で、キャッシングの高等テクニックや厳選解析術を使い、賢く正しく利用しましょう。
【参考】
金融庁『「貸金業利用者に関する調査・研究」調査結果の公表について」』https://www.fsa.go.jp/common/about/research/20220617/20220617.html